2019年10月の増税前に必ず準備しておくべきキャッシュレス決済とは?

2019年1月25日

まずは重要な事実をご紹介しましょう。

私とクライアントは、2018年の8月にLINE Payを申請しました。すると、1ヶ月経過してもまったく音沙汰がなく、しびれを切らした私たちは10月末にLINEに問い合わせをしました。すると、LINEからの返事は次のようなものでした。

「申請順に審査しており、御社はまだその前の段階です。」

幸い、私はその問い合わせから2週間ほどで審査が通りました。これが11月初旬です。一方で、クライアントの審査が通ったのは12月初旬。つまり、申請から審査が通るまで約4か月かかったことになります

私が先に審査を通過した理由は、おそらくLINE@の有料サービスを2年以上利用していたため優先して審査をしてくれたのだと思われます。

できる限りはやく申し込む必要がある!

私とクライアントは、すでに一般的なキャッシュレス決済の準備は完了しています。そのため、クレジットカードや電子マネーの審査にどれくらいの時間がかかるのか、それはわかりません。しかし、LINEのこともありますので、1日もはやく準備を整えておく必要があります

おそらく、6月以降なら増税時に間に合わない!

他の記事にも書きましたが、ヒヤリハット報告を私のクライアントは2018年の初めには登録を終えています。しかし、今頃になって申請している薬局が多いようで、すでに登録まで4か月待ちという話でした。

この事実を前提にすれば、腰の重い、情報感度の鈍い薬局経営者たちはキャッシュレス対策をしないででしょう。私は約7割の薬局は、この市場環境の変化に気づかないまま10月の増税を迎えると想定しています。

しかし、そんな経営者たちも自分は増税時のポイント還元の手続きだけはしていることでしょう。一方で、2020年の1月、新年を迎えたときの青ざめた顔が目に浮かびます。

私は6月以降では、キャッシュレス決済を申請しても10月の増税時には間に合わないと想定しています。したがって、約7割の薬局は市場環境の変化により大きなダメージを受けることになるでしょう。また、青ざめた時では、もう勝負はついているはずです。

なぜなら、増税後のポイント還元は9か月だからです。また、このキャッシュレス決済にレバレッジをかけ、仕組化を設計すれば患者は他の薬局に浮気しにくくなります。いちど離れた患者が、その薬局に戻ることはほぼあり得ませんから。

申し込むべき決済サービスは大きく4つある!

クレジットカードと電子マネー、QRコード決済など、キャッシュレス決済には種類が豊富にあります。ですが、以下のふたつはクレジットカードと電子マネーをまとめて導入できるサービスです。

まとめて申し込めるサービス

 

  • 楽天ペイ – 初期費用無料。月額手数料無料。利用者に楽天ポイントが貯まる
  • Air ペイ – 初期費用無料。月額手数料無料。

クレジットカード

楽天ペイとAirペイのどちらも、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discoverの6大ブランドをまとめて申し込むことができます。ここで重要なのは次の点です。

手数料(楽天・Airともに同じ)

 

  • Visa、Mastercard、American Express:3.24%
  • JCB、Diners Club、Discover:3.74%

手数料はこのようにわかれますが、例えば楽天ペイではブランドにより審査元が変わります。

楽天ペイの審査は二段階

 

  • 楽天・楽天カードが行うVisa、Mastercardの審査
  • ジェーシービーが行うJCB、American Express、Diners Club、Discoverの審査

そのため、審査が通るのがVisa、Mastercard、楽天カードのみとなる場合があります。アメックスやダイナースに富裕層が多いことは周知の事実ですから、できれば両方とも審査が通ることが望ましいのは言うまでもありません。

電子マネー

楽天ペイとAirペイで導入できる電子マネーはご覧の通りです。

楽天ペイ

楽天ペイを導入すれば、ほぼすべての電子マネーが利用できます。

Airペイ

こちらは楽天Edyやnanacoなどが使えません。なお、決済手数料はどちらの電子マネーも同じです。

とりあえず、どちらも申請をしておきましょう!

先のように、審査が通るかどうかわかりません。また、楽天ペイの審査が落ちた後、Airペイを申し込んでいたらどれだけの時間がかかるのかわかりません。これは、冒頭に申し上げた通りです。したがって、今すぐふたつのサービスを申し込みましょう。

楽天ペイのお申込み

スマートフォン・タブレットを使ってキャッシュレス決済を導入することができます。

【特徴】
1)月額費用 無料
2)最短翌日入金 ← 翌日入金は大きなメリットです
3)国際6大カードブランド対応
4)主要電子マネー対応
5)QR・バーコード対応
6) カードリーダー代キャッシュバック

以下よりお申込みできます。




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Airペイのお申込み

Airペイは以下から申し込むことができます。が…

Airペイは、以下のように経費の使い方でご紹介しているサイトで広告がでていますので、そちらから申し込みましょう。

以下よりハピタスに登録し、登録完了後に「Air ペイ」と検索して申し込みを完了してください。なお、ハピタスの登録はこちらでご確認ください。

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

申し込むべきQRコード決済はふたつ!

冒頭でもご紹介しているLINE PayとPayPayのふたつは、今後もキャンペーンが継続されることになります。このふたつは申し込むようにしましょう。

おそらく、申請が通るまで3か月以上はかかると思います。が、7月くらいまでに間に合えば問題ありません。気長に待ちましょう。

まとめ

これで、キャッシュレス決済の準備が整いました。

後は、これらにレバレッジをかけ、お客様を集客するだけです。そして、それを仕組化した設計図をもとに行動していきましょう。そうすれば必ず、一定割合のお客様が反応してくれます。そして、そんなお客様とは次のふたつです。

  • 既存のお客様でキャッシュレスを希望された方
  • キャッシュレス目当てに新規で来店された方

このどちらも、今後は他店に浮気する確率が下がります。薬局の利益とは調剤報酬ですが、それも来店する患者があってこそです。その絶対数が増えれば、確実に利益は残せます。また、浮気する患者が減れば減るほど経営は安定します。

ぜひ、2019~2020年をうまく乗り越えましょう。

 


【重要】

調剤薬局の収益=患者数×調剤報酬+薬価差益です。この内、調剤報酬と薬価差益は今後も一方的なルール変更が繰り返されますから、コントロールができません。一方で、患者数は経営努力次第で増えることもあれば減ることもあります。2019年、そんな経営者の力量が試される時代がやってきました

この大きな経営環境の変化の波に乗り、大きく新規の患者数を増やそう。そう思われる方は、キャッシュレス戦略セミナー2019にご参加ください。