2019年は、終わりの始まりの年になる!
調剤薬局のビジネスモデルは完全に崩壊しました。
2018年の4月、私は次のことをこのページに記しました。
「あなたも薬局経営者だったんですか?私も廃業して今は借金返済のために働いているようなものです。」
5年後、多くの元調剤薬局経営者たちがドラッグストアに勤務し、こんな会話を交わすようになっている。そのキッカケになるのが2019年で、私は多くの調剤薬局が廃業するはじまりの年となると考えています。そんな景色を想像するのは、果たして私だけでしょうか?
重要なのは、この原因についての認識です。もし、こんな景色になる原因について、「調剤報酬と薬価か?」といったレベルの認識なら相当危険です。なぜなら、この原因の多くは調剤報酬などとは別の部分にあるからです。
残念ながら、私のこの指摘に対して真剣の対応された薬局は全国でたった1店でした。
新型コロナ禍により、現在ほとんどの調剤薬局は苦境に陥っています。しかし、今後どんなに頑張ったとしても以前の状況にはもう戻ることはありません。2019年の努力が最後のチャンスでした。
パパママで1店舗の調剤薬局は生き残れるのかもしれません。でも、この先は生き残れば貧乏になるのは目に見えています。
一方で、数店舗や数十店舗の調剤薬局は生き残る可能性は〝ほぼ〟ありません。勤務薬剤師がいちどに退職を願い出て支店の運営ができなくなる日がもうすぐそこに待っています。そもそも、このコロナ禍で十分な賞与を職員に払え続ける余裕などないでしょう。
7月28日現在、新型コロナ感染者はどんどん増えています。スペイン風邪の流行を前提にすると、本格的な第二波は新型コロナの強毒化も十分に想定されます。そして、その強毒化された第二波が来るまで頑張ってしまったら…、M&Aで身売りをしても買い叩かれるに決まっています。身売りするなら〝今〟が最後のチャンスです。(もう、以前のような価格では売却できませんが)
そもそも、今から頑張ろうとしても勤務する薬剤師がついてくることはありません。なぜなら、あなたが、私が指摘していたことを想定できないレベルの経営者だからです。ならば、今更あなたがいくら頑張ったとしても、勤務薬剤師が期待に添える働きをするはずもありません。
勤務薬剤師の方にも、いち早くドラッグストアへの転職をお勧めします。調剤事業を強化している今なら、あなたを高く買ってくれることでしょう。逆に、他店から薬剤師が大量転職した後ではもしかしたら…
その意味で、パパママで一店舗経営の薬局もすぐに身売りすることをお勧めします。
週6日、頑張っても今後はどんどの貧乏になっていく現実が待っています。ならば、給与が下がっても、週休二日で働けるドラッグストア勤務の方が条件が良いと私は思います。したがって、パパママ調剤薬局もさっさと身売りすることをお勧めします。
繰り返しますが、今までの調剤薬局のビジネスモデルは完全に崩壊しました。
現実を直視するとともに未来を見据え、適切に行動されることをお勧めします。
追記
このHPは近日中に閉鎖します。今までご利用ありがとうございました。